今朝も1時に目が覚めました。
日本時間でいえば7時。
やはり体内時計がリセットされてない感じです。
モスクワは日の出が8時半ころで、それからずっと曇り空、そして3時半には日没という状態なので太陽の光を見て体内時計をリセットするのが難しいのかもしれません。
相変わらず体調を崩している巴花、そして鈴木さん。
とても辛そうで申し訳ないです。
そしてふたりとも食欲がなく、また食べると戻してしまうためほとんど食べ物を口にできてません。
巴花は薬を飲むためにバナナを2cmほど食べ、薬を飲み込むためにミルクをほんの少しだけ飲む。
さらにニコルちゃんもお手伝いさんのタチアナさんも体調を崩してしまったらしく、確実に巴花から移ったと思われるのでとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
まるでモスクワまで病気を運んでしまったようで…。
その結果どんどん部屋に閉じこもりコミュニケーションも取れずじまいです。
巴花の印象はおそらく暗くて無愛想な女の子🙁
体調さえよければみんなと一緒に遊ぶ姿も観れたのに…。
今回モスクワに誘っていただいたルーカスさんが巴花に体調はどうだ?テニスはできそうか?と聞かれてる時にお医者さんのエレナさんからノー。ノーテニス。
と言われ、わかってはいましたが今日もテニスはできません。
横になると吐き気がするそうなので部屋のソファーに座ることに。
本当はリビングなどで交流でも持たせたいところですが、部屋にいても聞こえてくるみなさんの咳を聞くだけでも辛いのでその場にいるととても気まずく部屋に閉じこもることになります。
これは朗報ですが、アーメドコーチのお家はトイレに紙を流せることが判明。
1日目にお手伝いさんの説明が間違っていたようです。
とりあえず安心です。
しかし一難去ってまた一難
今度は水道が出なくなり、また部屋の暖房器具にもなにやら異常があったのかこれから寒くなる…と。たぶん。
朝起きて水道が出なかったので何かしらトラブルがあったのだとは思いましたが暖房までトラブルとは😨
アーメドコーチから外を散歩して冷たく新鮮な空気を入れると元気になるとアドバイスを受けたので巴花を外に誘うと喜んでました。
散歩に出かける準備をしていると香港からやってきたマイルスくんのお父さんから体調も良さそうだから30分だけ一緒にテニスをしないか?とのお誘い。
30分なら良い気分転換になるかもしれないし、ひょっとするとそのまま体調が戻るかもしれないと期待してコートに向かいました。
巴花もさらに笑顔です😊
その前に伸びていた前髪をカット。
お家の前で記念撮影
コートの控室で準備
久しぶりのラケットと巴花😭
ようやくラケットを振れることがとてもうれしかったです。
ラダーでアップ
巴花が練習に参加できているのがうれしくて涙がでちゃいました。
1ヒット交代のショートラリーからロングラリー
コーチからのアドバイス
英語なのでおそらく巴花は😊❓
フォアのクロスラリー練習
途中からとてもきつそうな感じに…。
ずっと寝ていたためフットワークもおぼつかずブランクを感じさせます。
スイングのキレもいまいちです。
すると吐き気がするというので一旦外の空気を
当たり前だけどとても涼しい🥶
気分を切り替えていざ練習再開。
バックハンドクロスラリー
数分打った後にとても苦しそうな様子だったので練習から外して外に出たらすぐに嘔吐。
吐き気をこらえながらテニスをしていたようです…。
結局部屋に戻ることとしました。
その後トイレに行ってくると言ってたので吐きたいの?と聞くと「違うおしっこ」と返事。
しかしなんだか様子がおかしいので見に行くと便器に顔を突っ込んで声を出さないように吐き続けている巴花。
きっと心配かけないようにとった行動だと思います。
トイレからもどって部屋のバケツにも…。
疲れ果ててぐったりと寝てしまいました。
私は巴花が寝ている間に昼食をダイニングで一人食べてました。
最近はみんなに風邪が移ってきて申し訳なくてなるべく人がいないタイミングでダイニングに行く事にしました。私も菌を持っている可能性は高いので。
するとちょうどエイドリアンくんや奥さん、エレナさんとそのご兄弟が帰宅されました。私も親なので親心がわかります。当然エイドリアンくんに移らないか心配そうな雰囲気を感じました。でも直接は言いづらいんですよね。
私も早く部屋にもどらなきゃと思いました。
エイドリアンくんは子どもなので正直に
「あなたは病気?
病気で咳が出ると移るから。」
と話しかけてくれました😊
アイムノーマル、バット、メイハバビールスと答え。
食事を部屋に持っていき食べました。カニのサラダはお米が混ざっていました🍚
13:50からLINEのビデオ通話で日本の家族と会話。
現在の状況を説明し、巴花も家族と会話ができて励まされました。
そういえばテレビがあったなと思いつけてみましたがさすがにロシア語は難しくまったく意味がわかりませんし、考えると疲れるので消しました。
それからは飲むしかやることがありません。
完全に部屋飲みのおっちゃんです。
その後巴花を外に出そうと散歩
雪が降るとめちゃくちゃ綺麗な街並みらしいです。
レッスンの様子を見学。
テニスしたい…とポツリ。
今回の遠征で、どんなに楽しみにしていても体調を崩してしまえば何もできない事を学んだようです。
これからの長いテニス人生。
ここで意識した体調管理の大切さを忘れないようにしなければなりません。
その後部屋に戻って再び睡眠
私は鈴木さんが外の空気を吸いに行かれるということで一緒に行くことにしました。何が起こるかわからないので。
帰宅
相変わらず巴花は食欲というものがない様子です。私はお腹ぺこぺこです。
とりあえずダイニングに人がいる気配がないのでお水を汲みに行きました。
18時に今日はバスタブにお湯をためてゆっくりとお風呂に入らせました。
日本では42度に設定した熱めのお風呂に慣れていたので、少しぬるめの温度設定のため長い時間浸からせておく必要があります。
お風呂から上がると巴花はそれからアップルジュースを少し飲んで就寝。
食欲は戻りません。
私は 空腹でしたがちょうどみんなが食事をとっている最中でしたのでアーメドコーチにメッセージを送って食事を部屋に届けてもらうことにしました。
しばらく経っても既読にならないので空腹に我慢しきれずダイニングを除くとちょうどみんなの食事が終わったタイミング。
「イートOK?」と聞くとエレナさんが食べ物を準備してくれました。
チキンとロールキャベツとトマト、ライスを掻き込んで部屋に戻りました。
今回の遠征は巴花が現在勝てていない同じ2年生の女の子が1ヶ月近くフロリダに行くという話を聞いて、なにかしら巴花にも同じような経験を積ませてあげたいと思っていました。ちょうどそのタイミングで誘っていただいたので運命的なものかもしれないと感じて行くことを前提に検討を始めました。
当初はコーチフィーも滞在費もかからず交通費だけで参加できるということでしたので後は海外渡航経験のなさをなんとか補う方法としていろいろなところに一緒に行ってもらえないかと相談をしました。
そんな中キッズカップでいつも外国の方のお世話をされてる鈴木さんから返事をいただきました。
当初は日当が払えないと思いお断りをしましたが、その後鈴木さんからのまさかの連絡。
鈴木さんの交通費、ビザの取得にかかる費用さえ出してもらえれば、日当はいらないとまで言っていただきました。しかしそれは流石にこちらも申し訳ないので提示された価格の4割少しをお支払いすることとしました。日本円でキリのいい金額です。
移動が2日でテニスができるのは8日
正直かかってる費用は我が家からするとものすごい出費です。
フロリダに1ヵ月行ってる子たちよりさらに費用がかかりました。
それでも必ず巴花のテニスに変化が現れ、フロリダに行ってる勝手にライバルと思ってる子に引き離されないようにと期待してのモスクワ遠征でしたのでなかなか今回の現状を前向きにとらえられません。
毎日のようにfacebookに登校されるフロリダの練習や大会の様子、結果などをみて、巴花にも同じようなすばらしい経験が訪れますようにと祈りました。
そのためにもまずは巴花も鈴木さんも元気になってほしいと思いながらひたすらベッドに入るのでした。
きっと巴花も寂しく悲しいはずですが、へっちゃらな振りをして笑顔をみせてきます。
そして時々クッションに顔をうずめて音をたてないようにこっそり泣いてます。